エ−ビ−白河工場での実験
この工場は福島県西白河郡泉崎村にある。およそ3ヘクタ−ルの広さと約25m
くらいの高度を持つ。赤松と山桜が美しい小山が丸ごと工場になっている。
春先、田圃に水が入ると小山は水に浮く小島のような雰囲気になる。新緑の小山
は内部に工場があることなど思いもよらない美しさだ。
この工場の敷地の中には雨水を流すためのU字溝は全くない。頂上には雨水を
溜める素堀りの池や水路が隠されている。工場に働く人たちの生活排水は
加工されて、周辺の緑に還元する。こうして、この小山からは雨水も
生活排水も、直接は出ていかない地域と共生できる工場となっている。

工場は小山の頂上にあるので、構内道路は山裾を巻くように登っていく。
道路は山道のようで、奥に工場があることはわからない。頂上付近にある
山桜は道路の真ん中に居座っている。登る人も車も山桜を除けて行く。
建設当時、すでに大きすぎて移植できなかったので、山桜の
先住権が認められた結果である。
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