弦楽四重奏の会 1999/5/30


夜ひそかに虫は月下の栗をうがつ

Quietly, at night
A worm digs into a chestnut
In the moonlight.


芭蕉「旅日記」とドヴォルザ−ク「アメリカ」を聞く会を持ちました。
アメリカ・メリ−州ポ−トランドのアメリカ有数のカルテットの
演奏会です。主催は「神田川芭蕉の会」です。どういう訳か私も
会員で下働きをしました。


新江戸川公園にて

演奏会に先立ち、神田川沿いの江戸川公園近くにある芭蕉庵と椿山荘
の庭を案内しました。演奏家達はそれなりに芭蕉と俳句のイメ−ジ
を広げていたようです。演奏会は文京区の音羽の小ホ−ルでした。
口コミで65名が集まり、静かな音楽の夕べと、
有志とカルテットの夜食会を楽しみました。

弦楽四重奏曲「旅日記」は17章(17句)からなっていて1章は
1分40秒から2分40秒程度ですが、英語への翻訳が良いのか句の
イメ−ジが見事にカルテットの演奏に表現されていました。演奏者も
「演奏しながら景色が見えてくる」といっていましたよ。
「旅日記(Travel journal)」はトマス・アレン・レヴァンズという
フランス系アメリカ人音楽家の作曲だそうです。1985年ワシントン
国際弦楽四重奏曲コンペで第一位に選ばれたそうです。


会場風景

俳句といえば神田川芭蕉の会の会員の森崎益夫さんが
「松尾芭蕉は忍者か」という本を出しました。森崎さんは
歯科医師ですが、芭蕉の句に対する造詣が深く、難解句と
言われている句を独自の視点で解説しています。特に植物
と句と忍者の関係を薬学から推測していて、芭蕉は医師で
もあった(忍者とは患者を見ない医師)と論破していると
ころが面白いです。
俳句に興味がある方でしたら「芭蕉忍者説」はもちろん
知っていますが、森崎さんの見解は楽しいですから是非
ご覧下さい。
東京経済 「松尾芭蕉は忍者か」森崎益夫著 ¥2200


神田川芭蕉の会
〒112 文京区千石1-24-22
事務局  大松 騏一
TeL.03-3946-4613



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