中年学術探検隊員各位

隊 長 豊留 章
事務局 保坂公人

中央構造線の旅のお知らせ
 参加者が16名となりました。そのため現地調達の車両の手配が困難となりました。 急遽中型バスをチャーターし全員同じ車両で東京から出発することにしました。乗り 遅れ等ないように指定場所に集合してください。

11月10日(土)
08:00   集合場所 東京駅丸の内の中央郵便局前
          中央高速道路を走行
   152号線  杖突峠ー高遠ー美和湖(東に甲斐駒)ー分杭峠
          ー鹿塩川ー
14:00   大鹿村中央構造線博物館(見学・河本学芸員様)
17:00   宿泊
        ●鹿塩温泉   海水並の塩湯温泉
            ●山景館 0265-39-2337
        

11月11日(日)
 8:00     出発ー地蔵峠(鬼面山)ー上村(急斜面の畑)
         ー遠山川ー青崩峠ー水窪川ー天竜川473号線
         ー天竜川難所「まめこぼし」ー鳳来町151号線
         ー鳳来町自然博物館(見学・横山館長様)
         

          東名or中央高速道にて
          東京駅    20:49or21:10
                        以上


2001/11/10「中央構造線の旅」 記録

 今回は参加者13名で小型マイクロバスの旅となったため道路事情によるスケ ジュールの遅れや高速道路での渋滞による遅れなどが加わり、ハードスケジュ ールの旅となりました。
東京駅での解散は11日(日)午後23時40分。もう少しで12日になって しまう時間でした。参加者は千葉や埼玉、神奈川在住の者も多くその者の帰宅 は12日1時過ぎていたと思います。しかし、参加者皆は、今回の旅に知的満 足を得たようです。


美和湖の浚渫..........湖畔の断層露頭

 杖突峠で眼下の諏訪湖を見下ろしながらこれから辿る秋葉街道に思いを馳せま した。美和湖岸の中央構造線の露頭を見学し、干上がった湖底を浚渫している 美和湖越しに真南の分杭峠方面を眺める。雲は低く、細い雨が降ってはいるが 空は明るく左右に迫る山並みは紅葉の最盛期でした。分杭峠に上がる細い道は とても国道とは思えない細さで、急なターンを繰り返しながら急激に高度を上 げて行きます。伴って右手の伊那山地はどんどん下がって、肩を並べる程の高 さまで下がってきました。峠の南側は比較的緩やかに下ります。河本さんの説 明では分杭峠ばかりでなく、これから行く地蔵峠や青崩峠も同じように南側の 傾斜が緩いようです。これは南アルプスの北の方が隆起スピードが早く、幾分 捻れるように隆起している結果らしいとのことでした。

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美和湖畔の断層露頭          中央構造線の案内板

 館では、私たちは基本的な知識にも欠けるただの物好きのような集団に、 きちんとお付き合い下さり、丁寧な説明をして頂きましてありがとうございま した。大半の者が日本列島の成り立ちについて目を開かれたようです。その夜 は列島の出来上がる過程の夢を見たのではないでしょうか。

大西山の大崩壊を望む
 写真は大西山の大崩壊の後です。この大崩壊は昭和36年6月29日に発生 し、40名以上の人が犠牲になったそうです。大鹿村の中央構造線博物館は中央 構造線の真上に建っていて、今も大崩壊の傷跡を晒している大西山と向き合って います。

11日は朝から素晴らしい天気で夜明けの太陽が山の頂上から、山腹を徐々に 降りてくると、山肌の紅葉の輝きが増して行きます。朝日浴びながら地蔵峠を 目指します。小渋川の支流、青木川に沿って狭い谷間を進みます。天気の良い 日曜日のためか対向車がひっきりなしにきます。兵越峠ではほとんど切目なし にやってくる対向車とのすれ違いに時間が読めない展開となってきました。対 向の4輪駆動車が側溝に車輪を落とし、それを救助するハプニングや本当にこ の道を運転して良いのかと思ってしまうほど未熟な運転の車も多くすれ違う。 ようやく難所の峠を抜けて水窪から佐久間をを通り天竜川にぶつかる。

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紅葉の伊那山地

天竜川を遡って有名な「まめこぼし」の難所を通り抜ける時に小さな支流に沿っ ている錯覚に陥っていました。天竜川本流にはほとんど水がない!上流のダム でほとんど奪われた天竜川の流れは水窪川の流れより細くなっているように見 えます。大きな川に少ない水が流れていることが目の錯覚を起こしているので しょう。天竜川を渡るとすぐに支流の大千瀬川に沿って進む。「まめこぼし」 から大千瀬川に入るのはほとんど直線状態で、天竜川が横から直角に近い角度 でに流入していて天竜川が大千瀬川の本流を奪ってしまうという河川の「争奪」 の結果を見ている感があります。水量も多く川が復活したような感じでした。

鳳来寺町自然科学博物館に2時着の予定は大幅に遅れていたので鳳来寺パーク ウエイをショートカットにいましたが2300円と、とっても高い近道となっ てしまいました。鳳来寺町自然科学博物館が鳳来寺の参道の奥にあることも知 らなかったのでここでもウロウロして到着は3時を回ってしまった。横山館長 さんが早速説明をして下さいました。

帰りの時間の関係から40分程度しか時間がとれずご迷惑をお掛けする結果と なってしまいました。
鳳来寺町を中心とする鉱物の標本を直接手にとって見せて頂き、参加した女性 陣はオパールやメノウ、白粉などという言葉に過剰と思われる反応を示してい ました。冗談に「今度は糸魚川にひすいを拾いに行く企画を立てましょう」と 言うとワッと盛り上がりました。
博物館の中には鉱物も多かったのですが寄贈された物が多くワニの剥製まであ るのにはびっくりしました。また、鳳来寺は自然の宝庫で多種多様の動植物が 生息していて、鳳来寺といえば「ブッポウソウ」とすぐ連想されるコノハズク の剥製や本物の「ブッポウソウ」(学名上の)の剥製の展示もありました。

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道の駅・南アルプス村長谷        相川での豪華昼食

今回は「中央構造線」のお勉強のダイジェストバージョンで、「詳細について はまたゆっくり企画したい」とう声が多ありました。そして、今回の旅でビッ クリしたのはマイクロバスでの旅では「食事とれる店がほとんどない。」とい うことでした。ここは観光ルートではないことがよく解り、日本の広さを再確 認しました。
次回はもう少し焦点を絞った旅の企画を立てようとおもいます。ありがとうご ざいました。

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